肉離れ治療について
肉離れの治療は、患部を安静にすること、よく冷やすこと、包帯などで圧迫すること、心臓よりも高い位置に挙げることが有効です。それらの処置法は、それぞれの頭文字をとって、RICE(Rest、Ice、Compression、Elevation)と呼ばれており、スポーツ・トラブル時の応急処置として、よく利用されています。
RICEは、適切に行うことで、肉離れなどのスポーツトラブル時に行う応急処置としてだけでなく、治癒を早めてくれます。特に肉離れを起こした際は、患部をマッサージしたり、ストレッチをすると逆効果になってしまいます。そのため、安静(R)にしておく必要があります。そして、氷と包帯を利用して、冷やしながら(I)圧迫(C)した上で、心臓部より上に挙げる(E)ことで、重力も利用した止血を行うことができるため、患部の腫れを押さえることができるので、症状の悪化を防ぐことができます。冷やす(I)時は、皮膚を傷めないようにタオルや包帯などの上から冷やすようにし、圧迫(C)するときは、しめつけすぎないように注意しましょう。
そもそも肉離れとはなんでしょうか。肉離れとは、ふとももや、ふくらはぎなどの足、上腕やひじなどの腕によく起こる症状で、筋肉が痙攣(けいれん)する原因である筋肉膜の損傷、筋肉組織の破損や断裂のことで、軽度から重度までさまざまな症状があり、1度から3度で表されます。運動時に軽く痛みを感じる軽度(1度)の場合は、RICEすべてを行うのではなく、軽く圧迫する程度が適当で、歩くのもつらい中度(2度)の場合は、1〜2週間RICEを行います。内出血を伴うなど、歩くこともできない重度(3度)の場合は、その場でRICE処置後、すぐに病院に行くようにしましょう。
筋力の低下はもとより、筋力の柔軟性の欠如が肉離れの要因としては大きなポイントです。その改善が予防策につながる一番の方法です。運動前にしっかりとストレッチを行い、筋肉をほぐし、収縮性を保つことが重要ですが、こまめに水分補給することで、その筋力の柔軟性を向上させることが可能です。しかも、水分補給することで、運動時に発生した熱を冷やす効果もあるので、肉離れはもとよりケガ防止のために運動前には、しっかりしたストレッチを、運動中のこまめな水分補給をしっかりと意識してください。
